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Ishigaki Diving Blog 石垣ダイビングブログ

今更聞けない、ダイブコンピューターの必要性!

今回は、ダイバーのマストアイテム「ダイブコンピューター」の必要性をご案内をさせていただきます(^^)/

まずはイマイチ、ダイブコンピューターの重要性や「減圧症」「安全停止」などについて理解出来ていない方のために、もう一度ご説明いたします(^_-)-☆

ダイブコンピューターの役割

少し怖いお話になりますが、ダイビングの事故で多いのが「減圧症」と言う病気です。
これは体内(血管)の中に溜まった窒素が、気泡として発生してしまうことです。
原因は大きく分けて2つあります!
まずは、「深い場所で長い時間の滞在。」
ダイビングは各深度潜れる時間が決まっています。その時間の事を「ノンストップリミット(NDL)」と言います。
つまり、深度と時間の関係がカギを握っているわけです( `―´)ノ
数字で表すと…

10mでのNDL=約219分
20mでのNDL=約45分
30mでのNDL=約20分

となります!が!
この数字はあくまでも体内の窒素の蓄積量が0(ゼロ)と言う条件です。
ダイビングの旅行で例えると、初日の1本目と言う事です!
なので、2日目の2本目、3本目、3日目の2本目、3本目、もっともっと滞在時間が短くなっていきます( ゚Д゚)

そして、その滞在可能な時間を超えてしまうと窒素が体内に溶け込め切れず、気泡として血液の中に発生してしまうのです。これが減圧症の要因です。

もう1つの原因が「浮上速度が速すぎる」いわゆる「急浮上」です。

このイメージは炭酸水で例えるとイメージがしやすいと思います(>_<)
炭酸水の製造は水(液体)に二酸化炭素(機体)を圧力かけて溶け込ませています。
そして圧力をかけたままペットボトルにキャップをすると市販の炭酸水の出来上がりです!
ダイビングでも同じような現象が体内で起こっているのはもうお分かりですね?
血液(液体)の中へ窒素(気体)に水圧がかかり溶け込みます。
また炭酸水に戻りますが、勢いよくキャップをあけると炭酸水の中には気泡が発生しますよね?これは掛けられていた圧力が一気に解放されたからです。
ダイビングでも、深度下から水面へ向かって急浮上すると水圧が一気に解放され、血管の中に気泡が形成されてしまいます。
なので、気泡が出来ないようにキャップをゆっくりと空けるのと同じように、浮上もゆっくりと行わなくてはいけません(^_-)-☆
では、どのくらいの速さで浮上したらよいのか?一番正確な速さは、「ダイブコンピューターが指示する速度」となります!OWDのテストにも出ましたね( ^)o(^ )

安全停止と緊急減圧停止について

安全停止とは?

安全停止と緊急減圧停止について、あやふやな方も多いのではないでしょうか(>_<)?
簡単にですが説明致します。

一般的にNDLのルールを守りながら行うダイビングの事を「ノンストップダイブ」と言います。基本的には、ダイビング終了後そのまま浮上売る事は可能ですが、より安全に減圧症のリスクを減らすために3分間5mに留まる作業を安全停止と言います。
例えば、このダイビングで窒素が60%溜まったとしましょう。そのまま浮上するよりも50%に減らしてから浮上する方が安全ですよね?
もっとわかりやすく言うと、炭酸水のペットボトルのキャップをゆっくり開けるだけよりも、キャップを少し開けて炭酸を抜いてあげてから開けた方が、気泡が発生しにくいのと同じです(^^)/

言ってしまうと、やってもやらなくてもいいのですが、やった方が安全で、基本的には計画に入れておくのを安全停止と言います!
緊急減圧停止について。
安全停止とよく間違われやすいですが、全く別の意味になります(>_<)
先ほど説明したノンストップリミットを超過してしまったことで行わなければならいペナルティーとなります。
NDLを超過してしまった場合、許容範囲内以上(100%以上)の窒素が体に溜まってしまします。
それを許容以内(90%以下)に戻す作業となります。
安全停止とは違い何メートルに何分とは決まっておらず、超過したレベルに応じてダイブコンピューターが停止する深度と時間を支持してくれます( `―´)ノ

皆さんどうですか?「これ、絶対必要じゃん!?」と思って頂けましたでしょうか?
ダイブコンピューターの役割はそれだけではありません!
そのほかの機能としては…
・深度がわかる!
・潜水時間がわかる!
・水温がわかる!
・ダイビングログを記録できる!等々…

ダイブコンピューターの機能性を理解し、安全にダイビングを楽しんでください★